クワガタが輸入禁止になる
環境省は外国産クワガタムシの
一部(対象はインドや台湾などに生息する大型のマルバネクワガタ属の約10種)を
特定外来生物に指定するかの検討に入ったようです
「特定外来生物」に指定をされると輸入が原則禁止となってしまう
男子のアイドル的存在のクワガタが指定されることになれば
初めて事例となります
目的は日本の在来種との交雑や競合を防ぐことにあります
真っ先にターゲットになっているのは
大型のマルバネクワガタ属の約10種
特定外来生物も指定されると
特定外来生物に指定をされてしまうと
輸入や販売が禁止され
自然(野外)に放すことも禁止されます
※すでに飼っている場合は問題ありません
いつから特定外来種指定される?
年度内(2017年3月末迄)に専門家会合を開き、結論を出す予定
専門家グループの一人である九州大学の荒谷邦雄教授(昆虫系統分類学)は
「(奄美や沖縄は)世界自然遺産登録を目指す地域でもあり、外来種を防ぎ、希少種を守る上で指定は必要だ」と指摘している
日本にしかいない昆虫
もともと外来種として指定するには
日本固有の生物を守り
生態系が壊れてしまうことを恐れてのことです
釣り好きな人がご存知かと思いますが
ブラックバスやブルーギル・・・
繁殖力も桁違いでワカサキなどは絶滅してしまうのでは?
と思うほどのダメージを与えています
守らなければいけない日本固有種は
昆虫で言えば
- ムカシトンボ
- ナニワトンボ
- トワダカワゲラ
- ガロアムシ
- カブトムシ※アジア圏にも多少
- ルリボシカミキリ
- ギフチョウ
- オオムラサキ
動物で言えば
- ニッポンバラタナゴ
- ニホンイシガメ
- ニホンカナヘビ
- ニホンスッポン
- キジ
- ヤンバルクイナ
- エゾヒグマ
- ニホンツキノワグマ
- ニホンザル
- ヤクザル
- ミサキウマ
- エゾシカ
- ホンドシカ
- キョン
- ムササビ
- ツシマテン
- ツシマヤマネコ
- エゾナキウサギ
すでに国内で絶滅が心配されている生物も多数です
もちろん外来種だけではなく環境破壊なども原因になっています
私の小さい頃を思い出すと悲しい気持ちになります
夏になればアミと虫かごを持って草むらに冒険に向かい
ハチ刺されたなども貴重な思い出です
子供や孫のまで子供昆虫博士がいて欲しいものです