エンディングノートの勘違い
終活とは何でしょうか
就職活動が就活と呼ばれるように
人生の終わりに向けての活動だと思っていますか?
間違えではありません
しかしながら
終活としてエンディングノートを書くという話も聞きます
エンディングノート自体は形式はどのような物でもよいのですが
重要なことは
エンディングノートは法的効力を持っていないということです
遺言書の変わりになると思っているかたが沢山います
この部分は大切なところです
遺言書として認定を受けるためにはキチンとした必要事項があります
※遺言書の規定について別章で書きます
法的な効力を持たないエンディングノートを書く必要ある?
私の個人的な意見で言えば
「必要」
だと思います
法的効力が有るか無いのかということより
あなたが死んでしまった時に困ることがたくさんあるのです
例えば
- どこの銀行を利用していたのか
- 請求書が来ないようなクレジットカードでの自動引き落とし
- クレジットカードの使用残高
- 誰かに貸しているお金・借りているお金
- 生命保険の加入状況
本人でなくては分からないことは意外に多いのです
明日どうなるかなど誰も分からない
高齢になってきたと自覚があれば
自然と「死」について考える機会はあると思います
しかしながら年齢に関係なく
事故に遭遇したり
若年性のアルツハイマーになる可能性だってあります
こういったケースも考えると
エンディングノートというほど大げさな名称ではなく
現状ノートの意識で書いておくことも必要です
何歳で始めるのが理想ということはありません
早ければ早いほど良いのです
その時点でのノートが完成したら
定期的に見直して手直しすれば良いのです
書き方が分からない方やもっと細かく知りたい場合は
ネットで無料ダウンロードサイトが多数あります
一度、中身だけでも確認してみるには良い機会だと思います
終活は早いほうが良い
残された人の負担を軽減することが第一の目的でしょう
しかしそれ以上に人生を振り返るキッカケにもなります
- 楽しかったこと
- 悲しかったこと
- 成し遂げたこと
- これからの目標
「死」のことばかりではなく
「生」への活力材料になる可能性を秘めています
そういった意味でも
終活は早い段階から手をつけるほうが良いのです
人間は誰もがいつかは死を迎えるのです
悲観的な意識で終活をする必要はないのです
誰にでも訪れる死に対して準備をしておく気持ちで十分です
私は
私は42才時点でのエンディングノートを完成させています
というのは私が中学生の時に
父は42才で他界をしました
脳卒中による突然の死でした
母はあらゆる面で大変な思いをしたはずです
遺言書までは書いていませんが
借金の状況や、小遣い程度で入っている生命保険(妻に内緒)などを書いてあります
ノートという物ではなくて
記録用紙みたいな形式です
それでも残された妻の負担の軽減になると信じています
そして、自分が安心するためでもあります
難しく考えることはなく一度チャレンジしてみてください
意外とスラスラ書けるものです